先日投稿した2020年12月に行われたGoogleコアアルゴリズムアップデートの完了後、微調整がつづく中で見えてきた傾向をもとに仮説を踏まえてやってみました。
検索結果500万超件のクエリで4ページ目をふわふわしていたページに対し、先日のブログ(上)を元に講じた仮説1を落とし込んだら30位台の4ページ目から2ページ目の10位台にふわりと浮上しました。
しかし、コンテンツのチューニング後によくある、上がったあとにジワッと下落をみせる動きが見て取れる浮上したものの不安定さはあったので、アンカーを打ち込むように仮説2を落とし込んだら1ページ目に上がりました。
最新のCTRの統計データを元にすると、CTRは30位台の0.X%→9位で3%近くに上がることになります。
これだけで当該クエリのアクセスは15倍程度になる計算です。
今回調整をかけた検索語は「商品+通販」で、ユーザーが購買行動(トランザクション)を生む、DO(トランザクショナル)クエリですからCVRも上がるはず、という感じですね。
コンテンツを増やせば当然アクセスは比例するはず。
しかし、そのコンテンツがユーザーのDo-Knwo-Goのどのクエリに対応するものかを捉えながらコンテンツを作らねば、やがてキーワードカニバリゼーションと呼ばれる共食い現象を自社サイト内で発生させてしまうことにもなりかねません。
キーワードカニバリゼーションが起きるサイトは、日によってインデックスされるページが安定せず、昨日はカテゴリAのページが10位だったのに、今日はグループページBがインデックスされ25位に下落、といった事象が一部のASPでも起きていることを確認しています。
似たような要素を複数のページに均一に落とし込むことは重複コンテンツを作ることになりかねず、返ってアクセスを減らしてしまう状況を生みかねないので、
クエリaはカテゴリA
クエリa+bではグループページB
クエリa+b+cは商品ページC
を上げるということを意識し、各ページにキーワードの撒き方を意図的にコントロールしてページがカニバらないようにしたりしています。
重複コンテンツをcanonicalタグで指定することもひとつですが、ページのバランス感覚が身につくと、このページはこのキーワードで出るから、こっちはあれで出そう、ということも自然とできるので、幅広いキーワードに対応したサイトをつくることができますね。
SEO、コンテンツマーケティングは1日にしてならずですが、愚直に向き合えばアップデートがきても容易く浮沈をしないサイトを育てることを目指せるかと思います。