2021年11月18日Googleコアアップデート・コアアルゴリズムアップデートの所感。

2021年11月18日に、6月、7月に続いてのコアアルゴリズムアップデートが展開されました。展開完了までは1~2週間要し、それまでは寄せては返す波もありますが、昨年2020年1月14日、12月4日のインパクトが大きかった印象です。

弊社で現在伴走しているサイトは企業、EC、医院など含め25サイトほどですが、今回の第一波で影響を受けたのはYMYL領域の医療系のサイトだけでした。ほぼ。

ほぼ、というのは、もはやコアアップデートではなくても、検索意図の変化やニーズ・トレンドの変化での順位変動の方が大きく、そちらで動いているものも多数あるだろうという所感です。

たとえば下記のような順位変動があります。
6月、7月の2ヶ月連続でのコアアップデート(赤線の箇所)ではほぼ動きがなく、突如9月に順位が暴れ、一夜にして70ランク以上ダウン、その後も乱高下を繰り返しています。
チューニングを行い、11月上旬には6位まで回復し、11月18日のアップデートでも影響はほぼありません。

コアアップデートよりも検索意図の変化のほうが順位変動は起こる。

こちらはECサイトで秋から冬にかけて最盛期を迎える商品。
テレビ、メディアでも紹介されることが増え、コアアルゴリズムアップデートよりも、検索ニーズが急激に変化したことによる変動の方が大きいことが多々あります。

一方でクリニックのサイトではこんな動きがありました。

6月、7月のアップデートで続伸し、11月18日のアップデートえ下落傾向のあったクエリ。

医院系の治療に関するクエリの動きです。
2021年6月、7月の異例となる2ヶ月連続のアップデートでは急浮上し、今回11月のアップデートで少し順位を下げています。

ですが、7月のアップデートと直前の浮上した位置と変わらない順位に落ち着いており、これもどちらかというと7月に過大評価されすぎていたのではないか?と仮説立てをして、引き続きサイトを看視している状況です。

数日経過しての今回のアップデートの所感は、
【物販、飲食に関するサイト、ECサイト】
コアアップデートよりも検索意図の変化による順位変動が大きく、コアアップデートによる影響はほぼ無い印象です。

ただ、DOクエリ、KNOWクエリの変化によりインデックスされるページが入れ替わったケースは散見されたので、クエリごとにヒットさせたいページのチューニングを行っています。

ECサイトのカテゴリにテキストコンテンツが多いページは「○○ 通販」などのDOクエリが弱くなり、「○○と〇〇の違い」「○○とは」のKNOWクエリで強調スニペットを獲得するケースなどもありました。

【医療関係・クリニック系サイト】
複数の医療関係のサイトでは、アップデート直後から動きがありましたが、少しずつ順位を上げていたコンテンツが順位を失うケースはあまりなく、6月7月と続けてアップデートで上げていたサイトは調整がかかり、6月と7月の中間の順位に戻された傾向に。

少しエビデンス不足かもしれないと感じるコンテンツは8月あたりから続落し続け、今回のアップデートで圏外に消えたページもありました。

弊社で観ることのできるサイトは、製造業、ECサイト(アパレル、グルメ、飲料、菓子、生活雑貨)、医院など複数のジャンルにまたがりますが、今回のGoogleアップデートの第一波の所感としては、

・ドメインの大小や歴史に関係なく、根拠が確立されている記事は無風。
・YMYLは影響が大きかったが、6月7月と続けて上がっていたサイトは調整が入った。
・E-A-T、何を言うかより、誰が言うかに傾倒を感じる調整。
・ナレッジスコアが高い企業や人物のコンテンツは強い傾向を感じた。
・季節性ニーズの変化による順位の変動もあり、アプデがすべてじゃない。
・DOクエリとKNOWクエリの仕分けがより細かく入った変動も感じる。


という印象です。
ですので、正攻法でコツコツと愚直に正しいコンテンツの積み重ねをしているところは、もはやアップデートでいちいちビビる必要はない、というのが率直なところです。

その上で順位が下落するようであれば、明らかに検索意図、ニーズ、トレンドによる日々のチューニングよるものだと思いますので、改めてその時々に則したコンテンツを作る、ということに尽きると思います。



この記事を書いた人

酒匂雄二(さこっち)

酒匂雄二(さこっち)

株式会社ユウキノイン代表取締役。大阪府吹田市の生まれ育ち。大阪・関西を中心に中小企業、ECサイト(ネットショップ)のSEO、検索対策、WEB集客、SNS活用、コンテンツマーケティング、クラウドファンディング活用を支援しています。EC講座の講師やセミナー・イベント登壇もしています。