meta descriptionタグはSEOに必要か?ディスクリプションで検索順位は上がるのか?

緊急事態宣言下のことですが、
モバイル ファースト インデックスのベストプラクティスに掲載している一般的なエラーの一覧に
「Missing meta description」=「メタ ディスクリプションがないやでー」が追加されました。

クローラーが優秀になるがゆえに、スニペット生成をGoogleまかせにして、
メタタグを空っぽにしてサイトを作る制作会社も増えてきていました。

昨年のGoogleカンファレンスで、僕も直接聞いた話では、メタディスクリプションについて
「ランキングに直接影響することはないですが、ページの内容を理解する手助けになるから適切に設定すべき」
とのことでした。

ですが、僕の体感では
「ユーザーの検索クエリとディスクリプションが合致した場合は上位に出る可能性が高い(そんなの当たり前)ので
「そのページで引き当てたいキーワードを織り交ぜてディスクリプションを設定する」ことで、
「そのページで獲りたいクエリでは上位表示を獲得しやすい」です。

この1月ぐらい、あらゆる実験ページを用いて、各コンテンツごとに10通りぐらいのディスクリプションを用意し、
Googleのbotが好むであろうことを踏まえて書いたディスクリプションでは
ほぼ「狙ったクエリでの検索順位は高位置につけられた」です。
その順位はほんの数分で入れ替わることも確認しています。

ディスクリプションで検索順位が上がる因果関係はないが、
DoーknowーGoの性質を知り、適切にキーワードを踏まえたディスクリプションがあれば、検索上位を獲得しやすくなる相関関係はあるような気がします。

ビッグワードをディスクリプションだけで検索上位を獲得するのは困難だけれど、ロングテールであれば、1コンテンツ1クエリぐらいは確実に引き当てられるようになります。

100アクセスあるけど、転換率1/100と1/2×50。どっちがいい?ですね。
ですが地上波のゴールデン番組とか出ると、「店名の指名検索」なんて転換率は一発で崩壊しますからね。
ゆえに、「転換率を追いかけることに意味はない」ということになるわけです。

逆に言うと、その商品名に紐付いている共起語、想起語、関連語を汲み取れれば、昨日今日できたようなドメインでもメーカー商材の「商品名」だけで、amazon、価格コム、メーカー、ヤフー、楽天の次に付けることもできました。
さすがにこれらをねじ伏せるには、被リンク数やオーソリティーでは無力すぎますが、適切な語彙を増やせば零細ドメインでも十分に戦えます。

結局は「そのキーワードでユーザーが何をしたいのか?」を汲み取ることが大事ってことですね。
SEOは最適化だから。最適にすれば、必要なクエリで上位になれるのは当然なんですね。

昔、学校の授業中落書きしたり、空ばかり見て養った空想スキルが今活きようとは・・・。です。

この記事を書いた人

酒匂雄二(さこっち)

株式会社ユウキノイン代表取締役。大阪府吹田市の生まれ育ち。大阪・関西を中心に中小企業、ECサイト(ネットショップ)のSEO、検索対策、WEB集客、SNS活用、コンテンツマーケティング、クラウドファンディング活用を支援しています。EC講座の講師やセミナー・イベント登壇もしています。
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