2022年6月9日に5月のコアアルゴリズムアップデートのロールアウトが完了

2022年初のコアアップデートが完了。

日本時間2022年5月26日未明に開始がアナウンスされていた、2022年初めてのコアアルゴリズムアップデートが6月9日に展開完了したと発表がありました。

2022年5月27日のブログで、展開完了は6月9日頃ではないかと予想していましたが、きれいに2週間での展開完了となりました。

2022年初めてのコアアップデートは2022年5月26日~6月9日にかけて実施されました。

今回のコアアップデートの感想。

2022年5月のGoogleコアアルゴリズムアップデートの展開が完了しました、
波は大きく分けて3回。YMYL領域で特に大きな動きを観測

弊社がアクセスを看ることのできるサイト内での感想は、やはりYMYLで大きな動きだったかなという感想です。

26日の第一波、その後に上下を繰り返し、大きく分けて3つの山があり、落ち着いていく傾向にあり、現時点では最終的に第一波の上昇レベルに収まりそうな気配です。

上図のサイトは医療系のコンテンツですが、専門家による監修、根拠のあるデータの掲載など、信憑性を固めた感じでしたが、それが奏功しているのではないかと考えています。

一方で真逆の動きもありました。下図がその一例です。

季節性のない医療系クエリの動き。アップデート前から予兆あり。

別の医療系コンテンツでは、アップデートの1ヶ月前、検索順位の変動の大きさが報告されていた4月下旬頃から変動が起き始め、アップデート直前に大きく凹み、アップデート後に少し戻るような気配をみせています。

また、下図は父の日関連の検索ボリューム大きなクエリ。こちらも実はアップデート前から大きな変動が起きています。父の日はシーズナルでもあるので検索意図の付替えも含まれてはいそうです。

こちらもアップデート前から変動が起きた父の日関連のビッグワード。

ただ、前回のブログでも書いていますが2021年11月18日~12月1日のコアアップデートの際には、展開完了後に激しい動きを見せるサイトがありました。

しかも傾向としては上昇するサイトはほぼなく、大きく順位を落とすサイトが多かった記憶しています。そのことを踏まえての現時点、かつ弊社の観て触れた範囲での今回のアップデートの感想となりますが、

・YMYL領域はやはり動きが大きかった。

・信頼できるデータへのリンク、専門家の監修などE-A-Tも重要そう。
・2022年のギフトシーンなど、情報の鮮度の高い記事は評価を受けた傾向。
・若くて小さなサイトでもKNOWクエリは比較的評価を受けやすかった。
・「○○ 通販」などのDOクエリは「○○」にどれだけ強いカードを持っているサイトかどうかが明暗を分けた印象。


といった感じです。
とはいえ、これは繰り返しますが弊社の伴走先、データ共有をいただいているサイトでの範囲となります。

ドメインオーソリティ、被リンク、画像、構造化データ、コアウェブバイタルなど様々な要素でも変わりそうですので、競合他社や上位サイトだけに目を奪われることなく、自社のサイトと利用されるユーザーの最適化を目指すということは変わりなさそうですね。

この記事を書いた人

酒匂雄二(さこっち)

株式会社ユウキノイン代表取締役。大阪府吹田市の生まれ育ち。大阪・関西を中心に中小企業、ECサイト(ネットショップ)のSEO、検索対策、WEB集客、SNS活用、コンテンツマーケティング、クラウドファンディング活用を支援しています。EC講座の講師やセミナー・イベント登壇もしています。
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