2020年11月7日(日本時間8日)米大統領選で当選を確実にした民主党候補のジョー・バイデン前副大統領が勝利宣言を行うと、投資家の間に安心感が広がったのか、日経平均株価の終値は500円以上値上がりしました。
日経平均株価、2020年11月9日の終値は、先週末より514円61銭高い2万4839円84銭となり、一時、600円を超えて値上がりする場面もありました。
この11月9日で5営業日続けて上昇し、1991年11月以来の29年ぶりの高値水準が続きました。
時を同じくして11月9日には米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬ベンチャーのビオンテックが共同開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンは、臨床試験(治験)で9割以上の効果とも言われる高い有効性を示したことが9日に発表されると、またたく間に市場が反応。
新型コロナワクチン実用化大詰めの報に色めき立つと、ウィズコロナな銘柄が売られ、アフターコロナな銘柄が買われるというような動きをしていました。
けれど、ウィズとかアフターではなく、これまで守り守りに選択をされていたことが、攻めに転じた積極的な選択がされ始めたのだとしたら。
11月10日には日本国内で1,280人という新規感染者を記録し、大阪も8月7日の255人以来、3か月ぶりで、過去2番目に多い226人の新規感染者が発表されました。
ですが、報じられる第3波と思しき荒ぶる波濤の下には「悠々自適に泳ぐ魚」がいることを忘れてはいけません。
波の下の潮目をどう視て泳ぐかということは、今後非常に大事なことだと思います。
弊社の伴走先でコロナ禍が売上に直撃したECサイトの1つでは5月の売上が昨対10%という瀕死の状態に陥りました。
しかし、その先を見据え2021年の年始に予定していたサイトリニューアルとASPカートサービスの切り替えを6月から断行し、9月に改装完了しました。
すると10月11月と立て続けに全国地上波のニュース番組の取材が入り、
10月の売上は昨年の85%まで回復しています。
右も左もしんどいから、みんなしんどい。仕方ない、我慢だ・・・というような風潮を日本人はもっていますが、今とこれからは
「みんなで一緒にゴールしようね」みたいなマラソン大会をしている場合じゃないですよね。
ちなみに僕はケガもしてないのに包帯巻いて、仮病でマラソン大会を欠席したい派でしたが、水面下で勢いを増している事業者はいくつも出てきています。
そうです、僕は「あー昨夜めっちゃ寝てもうたわぁ!今日のテストあかん最悪や」
と言いつつ徹夜しているずるいタイプです。
5年ほどご一緒している機械製造業のメーカーさんでは10月が単月売上の過去最高額を叩き出しました。問い合わせ受注数は2019年10月の実に2倍です。
僕は投資家ではありませんし、株のアナリストでもありません。
WEBサイトのSEOが主たる事業ですが、先述のサイトにそれがあることは間違いなく。
下記は昨年から伴走しているECサイトの秋冬に繁忙期を迎える商材の1年分のサーチコンソールのデータです。
昨年11月の検索順位は120位、クリックは0回。
ですが今年は検索順位4~5位で安定しています。
焦ることなく、1年後を見据えてコツコツやってきさ成果ですね。
今動くことは大きな痛みも伴うことは間違いありませんが、ここで踏み出したひとは、座して待つ未来とは明らかに違う未来が訪れると感じています。