2020年の決算で18年連続増収増益となった国内クラフトビール最大手、株式会社ヤッホーブルーイング。
よなよなエール、インドの青鬼、水曜日のネコなど一風変わった名前のビールで人気のビールメーカーです。
公式通販サイト「よなよなの里」は、2021年4月に発表された第13回 全国ネットショップグランプリでは見事にグランプリを獲得しました。
13回ネットショップグランプリでは、弊社がお手伝いしている3店舗がトリプル受賞という栄誉にあずかりました。
受賞時、審査員から「最強のサイト」とまで称されたよなよなの里ですが、18年連続増収増益の以前は売れないビールを廃棄する日々、倒産危機にまで追い詰められた時期もありました。
その一連の流れはヤッホーブルーイング公式サイトにも前後編で記されています。
そして、後半にこんな行がでてきます。
ネット通販の専門部署もでき、複数出店した「よなよなの里」で順調に売上を伸ばす中で、ある時ネット通販関係の方からこんなお言葉をいただきました。
開店休業状態の通販サイトが「最強サイト」と言われるまで(後編)
「よなよなさんは溢れるほど面白いコンテンツがあるのに、なんでそれを使わないんですか?」
私たちはハッとさせられました。
そうなのです。この言葉を投げかけたのが僕です。
これが僕が今、ヤッホーブルーイングのエア社員という肩書を拝命するきっかけになった東京でのセミナーでの一幕です。
このやり取りをきっかけに、何度もミーティング重ね、今でも寄り添いながら、よなよなの里のSEOやコンテンツマーケティングに勤しんでいます。
リンク先の記事にもありますが、ヤッホーブルーイング公式ECサイトは、サイトリニューアル前(2018年)と比べ、2020年のPV数(ページビュー数)は約1.8倍に伸長。
2019年から力を入れている「よみもの」においては、2019年からの1年間でPV数が約2.6倍になりました。
そんなヤッホーブルーイングが大切にしているのが何よりも「ファン」との交流です。
18年連続増収増益を叶えた秘密が記録されているのが、2021年7月5日に日経BP社から発売された「18年連続増収を導いた ヤッホーとファンたちとの全仕事」です。
エッセイ、コラム本のように見えるのですが、質実剛健、決して対外的な見た目だけではないヤッホーブルーイングのマーケティングのエッセンスが凝縮されている一冊ですので、マーケティングや企業広報を担当されている方、目指される方、経営者にもおすすめの一冊となっておりますので、ぜひご購読ください。